「BanG Dream! 2nd Season」最終話が私のツボだった件

BanG Dream! 2nd Season」最終回がツボだったので好きだったところを書き出してみました。


①ビデオ録画の演出
 主催ライブのゲスト控室入り口に記念映像用として置かれたビデオカメラ。興味を持つ者,素通りする者,決めポーズを取る者なのキャラクターの個性が浮かび上がります。

②楽屋の定点カメラ
 ビデオカメラと別に部屋の奥から全体を俯瞰するアングル。同じバンドのメンバーの仲がいいのは当然として,別のバンドとでもワイワイ雑談している描写が嬉しい。お菓子を食べたり緊張しているメンバーを茶化したり,まさに私の見たいガールズトークが繰り広げられます。

③ライブパート
 Bパートは各バンドの演奏シーン。サビを集めたハイライトではなくそれぞれ新曲1コーラスを歌いきります。絵コンテのキレ味とか照明のカッコよさは詳しい人に任せるとして,私が特にツボだったのが口パク。膨大なアニメを浴びるように見ている私は,日常芝居では開いているタイミング,閉じているタイミングが合っていれば2種類の口パクでもセリフに集中できる体質になりました。母音に合わせて4,5種類口パクの形が変わるアニメがあったりすると,唇の形と聞こえる音の齟齬が大きくなって違和感を覚えるくらいです。ところがバンドリは違います。母音に合わせて口の形が変わるのですが,形が変わる間を補完できているので見ている口の形と聞こえる音に差異がありません。日常パートではあまり意識していませんでしたが,ライブパートではキャラの口がより大きく開くために映える演出となっていました。

④選曲
 バンドリ2期13話のサブタイトルは「キズナミュージック♪」。2期のOP曲でした。私が好きだったこの歌がサブタイトルということは当然作中で流れるわけです。…と思っていたのに最後のナンバーは新曲「Dreamers Go!」。いや他のバンドも新曲だったし聞いてみたらいい曲でしたがやはりサブタイトルを考えるともやもやする…。と一人で勝手に落ち込んでいると,客席からアンコール!もちろんポピパが最後に披露した曲は!

⑤ED
 というわけでOPが省略された13話のEDはこれまでOPで使われていた「キズナミュージック♪」でした。この演出がされた場合の画面上には通常2つの選択肢があります。1つは通常の映像にスタッフロールを加えるパターン(本来OPで流すべきクレジットがEDに含まれるため映画のように縦にスクロールさせることが多い)。もう1つは1話からのハイライト映像を見せるパターン。前者は第1話のOP省略後にEDで使用されるパターンがほとんどで,頻度としては後者が圧倒的に多いです。香澄がアンコールに応えEDクレジットが流れ始めた中,私はイントロを聞きながら「ああバンドリ2期にはこんなシーンもあったなあ」と考える準備に入りました。しかしそうは問屋がおろしません。そこに映し出されたのは既存の映像ではなくライブを切り取った1枚絵の連続でした。ステージ上のポピパ,ゲストバンドの勇姿,涙を見せる観客達。どの場面を切り取っても少女たちの持つ情熱が垣間見える,素敵な演出でした。


とそんな感じ。
12話までは前のめりになっていなかったのですが,13話は私の好きなものが詰め込まれたエピソードでした。
思わずこうして1時間以上かけてブログを更新するくらいには(笑)

春アニメも好きなアニメが増えるといいなあ。